やり甲斐 カケ込み寺

第5章人間社会で生きていく為のバランス

#1 邪心を抱くことは当たり前!

自分さえ良ければいい!
自分が一番可愛い!
自分だけ得をしたい!

こんな感情を抱いたことありませんか?
人としてよくない思い、みだらな感情、この様な邪心を抱くことをおかしいと思いますか?
私は決しておかしいとは思っていません。

私は邪心をストレートに出してしまうことが問題だと思っています。
他人からは、「自分本位な人」と思われるからです。
自分本位とは、「自分を中心に物事を考えたりする」この様な人のことです。

例えば彼女と付き合いたい!
付き合うことが「結果」です。
2人の男性が違ったパターンでアピールしていきます。

  (Aパターン)               (Bパターン)
彼女と付き合いたい!            彼女と付き合いたい!
     ⇓                     ⇓
自己アピールを考える!           彼女のことを考える!
※自分が良く思われるには?         ※彼女は何が好きか?
自分の凄いとこは?             彼女の喜ぶことは何か?
自分が自慢できることは?          彼女が困っていることは何か?
     ⇓                     ⇓
偽りの自分を出していく!       彼女への「思いやり」を出していく!
※着飾った自分を出す             ※彼女への気遣い
     ⇓                     ⇓
彼女は「思いやり」を感じない!     彼女は「思いやり」を感じる!
※自分のことばかりで誠意が感じない   ※大切に思ってくれている
     ⇓                    ⇓
彼氏を受け入れることが出来ない     彼氏を受け入れたいと思う
     ⇓                    ⇓
彼女に疑念を抱く!           彼氏は喜びを感じる!
※自分は頑張っているのに?       ※彼女に感謝の気持ちが芽生える
     ⇓                    ⇓
彼女を責めてしまう!         彼女との付き合いが始まる!

Aの彼もBの彼も彼女に対して好意を持っていたことは一緒です。
そして自分を付き合う相手に選んで欲しいと思っていたことも一緒でした。
只、彼女の最終的な答えはBの彼と付き合うことを決めました。
ではなぜBの彼だったのでしょうか?
Aの彼とBの彼との彼女に対してアプローチするプロセスの違いから解ります。

●Aの彼氏のアプローチは自己中心的な言動や行動でした。
 ※「俺と付き合えよ!」こんな感じの一方的なアプローチ

●Bの彼氏のアプローチは相手を気遣う誠意ある行動をとっていました。
 ※「あなたの為に精一杯に頑張ります!」こんな感じの相互的なアプローチ

人は自分が一番可愛いものです!
自分の思うように生きていきたいものです!
Aの彼氏はその気持ちをストレートに彼女にぶつけてしまったと思います。
ストレートに一生懸命アピールしても彼女の気持ちが動かなかったので、最終的には彼女を責めるようになってしまいました。
Bの彼氏はその気持ちをストレートにぶつける前に、どうしたら彼女が自分の方に向いてくれるかを考えて行動したと思います。

彼女の立場から見ると、Aの彼氏は自己アピールばかりで自分に対しての思いが伝わってきません。
逆にBの彼氏は自分のことばかり気にかけてくれて、大切に思ってくれているのが解りやすく伝わってきます。
彼女からすれば大切に思ってくれている人と付き合うことにメリットを感じるはずです。
そして彼女は自己アピールをしないBの彼氏に興味を抱いて、Bの彼氏のことを自分から質問していったと思います。

損をして得を取れ!

この言葉が良いのか悪いのかは解りませんが、最終的に自分が得をしたいのなら、まずは何らかの努力や工夫をしなければいけないことです。

相手の気持ちを自分に向けたいのなら、まずは相手に立場に立つことです。
相手を認める、相手に感謝する、相手に対して気に掛けることです。

仕事に置き換えれば、お給料(お金)頂くことが自分にとっての得です。
自分が楽をしてお金を稼ごうと思えば長続きはしません。
その為に諸先輩からスキルの習得をする、お給料を頂くお客様を思い業務に励むことが必要になります。
結果、お給料を頂くだけでなく他の従業員からも信頼されて、仕事に対してやり甲斐も手に入れることが出来ます。

この様な循環で回っていくことが、自分にとって本当の得が返ってくると思っています。