やり甲斐 カケ込み寺

第3章不安・苦しみ・悩み!【人間関係編】

#2 こんな怖い上司!

先にお断りしておきますが、ここでの怖い上司は業務の中で個人的感情をだしてしまう上司です。
個人的感情で誹謗中傷をしてしまう上司です。
「あの上司は仕事には厳しいけど、私のことは気に掛けてくれている!」
表面的には厳しいことも言いますが、思いやりを兼ね備えている上司ではないことをご了承ください。

これからお話をさせて頂く中で、上司を舵取りと呼ばせて頂きます。

怖い舵取り?
私も面接の際に、前職の店長に対して「怖い店長で・・・。」と耳にすることがあります。
なぜ部下から怖いと思われてしまうのでしょうか?
私なりに怖い舵取りには2つのパターンがあると思います。
そして、この2つのパターンの舵取りは必ず部下に責任転換をしてしまいます。

A 真面目すぎて融通のきかない上司(生真面目な上司)
B 自分に対して過剰なほどの自尊心を持っている上司(プライドが高 い上司)

Aの舵取りですが、

基本的には部下を一つの型にはめようとします。
俗に言うマニュアル人間です!
舵取りの上司から指示されたこと、教育を受けたことを部下に伝えていきます。
教える(教育)のではなく伝えていきます!

「教えるでも伝えるでもいいけど、言い方がきつすぎます(怒)」
私もそう思います!
只、本人はいたって真面目に仕事をしていると思っています。
上司から指示されたことを、線分の狂いも無く部下に伝えること!
これを仕事だと思っているからです。
本人は気がついていないと思いますが、責任を背負うことを回避していると感じます。
部下の覚えが悪ければ、また部下が指示した通りに動かなければ、
「何度言ったら理解してくれるの?」
「何ですぐに忘れてしまうの?」
仕事のやり方を伝えますが、最後は部下任せにしてしまいます。
そして上司への報告は、「○○さんは覚える気がありません!」「○○さんはやる気がないと思います!」
結果的には部下に責任を押し付けてしまっています。

ここで私があなたにアドバイス出来ることは3つです。

1 決して萎縮(イシュク)しないこと!
  ※不安に思い消極的な姿勢にならない
2 明るく元気よくミスを認める!
3 明るく元気よく確認の徹底!

まずは怖いからと言って萎縮しないことです。
頑張っているあなたが萎縮する必要もありません。

マニュアル人間の舵取りが、なぜマニュアル人間なのか?
この手の舵取りは、自分自身も常に不安を感じながら業務にあたっているにちがいありません。
とっても心配性なのです!
「失敗しちゃいけない!」
「上から失望されたくない!」
まったく心に少しの余裕もないのです。

そんな状況下、あなたもビクビクしていたら・・・
これじゃお先真っ暗ですよね(汗)
あなたは積極的な姿勢(気持ち)でいてください。
心に少しの余裕を持っていてください。
覚えが悪い! 上手に行動できない!
そんなこと、いいじゃないですか!!!!!
あなたは一生懸命に頑張っているのですから。
それに上手く仕事が出来るようにさせるのは舵取りの仕事であり責任のはずです。

大切なことは失敗をして元気をなくすのでなく、失敗した時こそ明るく元気よく謝罪してください。
「すみませんでした!」「指摘、ありがとうございました!」
「つぎ気をつけます!」
これを言えるあなたはムチャクチャ立派です(笑)
そして更に、自分の行動がきちんと出来ているか心配でしたら、あなたから
舵取りに確認してください。

「これで大丈夫ですか?」「これおかしくありませんか?」
あなたの勇気ある行動に、私は拍手喝采です!!!

私は信じています!
あなたの行動が舵取りの気持ちを変えていくことを・・・。
心配性の舵取りは、あなたの積極的な言動・行動に心が動くと確信しています。
「覚えが悪い子だけど、一生懸命に私についてきてくれる!」
「少しは私も言い方気をつけないと!」

絶対に相手任せにして諦めちゃダメです!
絶対に相手に期待して待っていたらダメです!

怖い上司との円滑な付き合いは、あなたの気持ち一つで変えることが出来ます。

最後にあなたが一生懸命に自分を変える努力をしても上司に伝わらなければ、
その時は縁がなかったと思うべきです!
無理をすることは苦しむことです!
先が見えない苦しみや苦労は時間の無駄です!
次の世界に飛び込んでください!
そこで成長したあなたを活かしてください!

※社内のパワハラによるカスタマーセンターを設置している会社もあります。
 上司の悪口を言う訳でありません。
 お金(給与)を頂く為に頑張れる環境を求めての相談です。
 これはあなたの正当な権利ですよ!

Bのプライドが高い上司ですが、

プライドが高い人は自分が中心に世界が回っていると無意識に思っている人だと思います。
自意識感情を強く出した言動や行動をするので、少し他人から嫌がられてしまう傾向があります。
ではなぜプライドが高い舵取り(指導者)が生まれるのか?
これは私の意見ですが、会社の理念やオペレーション(目標達成に向けての決められた業務手順)の基準がない会社で生まれると思っています。
要は舵取りの個人的能力に任せて、現場業務の責任を丸投げしている会社です。

自分が何とか円滑に部署(店舗)を回さなければいけない!
会社(上司)から責任を任されているから何とかしなければいけない!
この様な舵取りは会社の犠牲者と感じることもあります。
そしてプライドの高い舵取りの下で働く従業員も犠牲者です。

「そんなこと私には関係ないです(怒)」
「あれは絶対にいじめです!」

本当に辛い日々を送ってきたのですね・・・
もう我慢して辛い日々を送らないでください!
あなたにとって得にもならない、我慢を頑張らないでください!

私の経験上になりますが、
プライドの高い舵取りの方が、会話の中でよく発する言葉があります。
「私が・・・。 私が・・・。」
舵取りの部下の話をする時も、
「あのスタッフは私が・・・。」
部下の頑張りを賞賛することなく、常に自分のことをアピールしています。
きっと無意識に出てくる言葉だと思います。

誰でもそうですが、自分のことを他人から認めてもらいたいものです!
この舵取りも自分を認めてもらいたいのでしょう。
「凄いね!」「よく頑張ったね!」
こんな言葉を誰かに掛けてもらいたいのでしょう。

あなたは今の仕事が好きで、または自分の為や家族の為に頑張っているに違いありません。
舵取りからの厳しい言葉を受けながら頑張っているに違いありません。
私があなたに掛けたい言葉は、
「あなたは折れそうな気持ちを、自分で支えて頑張っている!」
「よく頑張ったね!」
「でもこれからは、苦しみに耐えることを頑張らないでください!」
「あなたにとって得になることを頑張ってください!」

私とプラスになる頑張り方を考えていきましょう!
あなたの部署(店舗)の舵取りは、上司から可愛がれていますか?
上司から気に掛けてもらっていますか?
きっと付き合いづらくて、気を使う部下だと思われているに違いありません。
「そんな人が何で部署(店舗)の舵取りになるの?」
ホントですよね(笑)
これはあくまでも推測になりますが、以前話したように会社の基準(理念・オペレーション・教育システム)がないか、あっても稼働していない会社だと思っています。
部署(店舗)の運営を舵取り任せにしていると思います。

要は舵取りも上から気に掛けてもらう、思いやりの言葉を掛けてもらったことがないはずです!
クールな表面的なコミュニケーションしかとれていないのです。
だから部下に対しても同じように接していると思います。
この舵取りも自分のことを心から認めてもらいたいと思っているはずです!

ここで皆さんに提案があります。
皆さんが舵取りのことを認めてあげるのはいかがでしょうか?
「バカ言わないでよ(怒)」
「人の辛さ、ホント解っているの!?(怒)」

ごもっともでございます(汗)
そこを何とか、一つ大人になって頂けませんか!?
あなたが苦しみから抜け出せる最良の方法だと思っています。

損して得を取れ!!
世の中、褒められたり頼られたりして嫌な人間はいません。
「申し訳ありません!これもう一度教えて頂けますか!」
「イライラすると思いますが、いつも悪いとこを指摘して頂いてありがとうございます!」

「これ、おかしいとこありませんか?」
「正直、店長(○○さん)がいなければ店(仕事)は回らないと思います!」
こんな感じで舵取りに背中を向けるのでなく、あなたから歩み寄りの姿勢を示すことを頑張ってみませんか!?

「私に部下はついてきてくれる!」
「少し私のほうも言い方を考えないと!」
「もう少し優しくならないと!」
無意識だとおもいますが、こんな感情が芽生えてくると思います。
あなたが得をすることが前提ですが、
同じ頑張るなら一度だけ損することを頑張ってみませんか!?

Aのパターンの上司と同じく、それでも相手に響かなかったら勇気をだして飛び出してください。
その上司、またはその会社とは縁がなかっただけです。
あなたにとって縁のなかった職場!! 

只、あなたの頑張りと努力には心より感銘します。
あなたが上司の気持ちを動かそうとした努力は、決して無駄であった訳ではありません。
必ずあなたの人生の財産になるに違いありません。
私は確信しています!!