やり甲斐 カケ込み寺

第2章教える立場の喜び【導き】

#4 絶対に諦めない!責任を背負う喜び!!

舵取りの仕事は多義に及びます。
責任部署(店舗)の円滑な運営、部下の育成等々・・・
「舵取りって疲れるだけだよねー!」
「部下も思うようについてきてくれないし・・・」

そうですね!
自分が思ったようにいかないことも多いと思います。
そんな中で舵取り(指導者)としてのやり甲斐・喜びを感じることが出来るのか?
私は必ず出来ると断言します!!
只、一つだけ皆さん受け入れて頂きたいことがあります。
それが責任です!!
舵取りとして業務への責任です。
「責任って言葉きくと重いよなー(汗)」
責任を背負うことは精神的にも肉体的にも負担が大きいと思いがちですが、
私は全く逆だと思っています。
責任を受け入れないから、やらされている感が感情に芽生えてしまいます。
他人からやらされている!
人間はそもそもロボットではありません。
他人から使われていると思いながら舵取りの仕事をするほうが、精神的にも肉体的にも苦しいはずです。
なぜならば舵取りは部下の感情を動かさなければいけないからです。
仕事の中で部下をその気にさせなければいけないからです。

そもそも舵取り(責任者)の辞令は上司から伝えられます。
なぜあなたに伝えたのか?
あなたの今までの仕事に取り組む姿勢・実績が評価されたからです。
もちろん役職手当を含めたサラリーアップもあるはずです。
他人から評価されて、給与も上がる!
非常に嬉しいことだと思います。
私はその恩返しが責任を背負うことだと思っています!
自分を信頼してくれた会社・上司に対しての恩返しです。

この恩返しのやり方が「部下の教育(導き)」「数字目標の管理・達成」の責任を持つことだと自負しています。
そして責任を受け入れたあなたは、様々な苦難にも前を向いて乗り切っていくはずです。
責任を受け入れて仕事をするあなたに、お客様と部下の気持ちは必ず響きます。
人の為に尽くす!!
尽くした相手から感謝される!

舵取りとしてのやり甲斐と喜びを感じることが出来ます。

会社・上司から評価
            ⇓
舵取り(責任者)に任命(給与アップ)
            ⇓
責任を受け入れる(会社・上司への恩返し)
            ⇓
「部下の教育(導き)」・「数字目標の管理・達成」の行動
            ⇓
お客様からの感謝・部下からの信頼
            ⇓
      舵取りとしてのやり甲斐と喜び

舵取りの皆さんに一つだけお願いがあります。
舵取りとしての責任のすべてを決して一人でやろうとしない!
これは非常に大切なことです。
あなたの立場の仕事量は多いです。
あなたの判断しなければいけない事は多いです。
もし少しの余裕がなくなれば・・・
部下も不安になります!
お客様への恩返しが出来なくなります!

「そこは本当に不安!」
「自分がイッパイになっちゃたら・・・」

あなたの上司を使ってください!!

「上司を使うなんて・・・(汗)」

その様に思う気持ちはよく解りますよ、なぜならあなたを評価してくれた上司ですから。
でもイメージしてください!
もしあなたが壁にぶつかりモチベーションが下がってしまえば、
あなたが任されている部署(店舗)は円滑に回らなくなります。
その方が上司は困ると思います(汗)
それに上司を使うって言うことは、
あなたが部署(店舗)の全体の状況が見えているからですよね。
そこで判断に困ること、業務が円滑にいかないことがあるからですよね。

上司にとってこんなに楽で有難いことはありません。
上司からすれば、自身の経験と権限(責任)の中でフォローすればいいだけです。
大きな時間的な影響もなく、上司は自身の業務に集中できますよね。

そして上司を使う上での要注意点があります。
以下のような会話は絶対にNGです!
「●●のことですが、どの様にしたらいいですか?
「○○と言われたのですが、どの様にしたらいいですか?
「●●が時間的に間に合いません。どの様にしたらいいですか?

上司に対して投げた言葉になります。
何か気がつきませんか?
「・・・・・(汗)」
3つとも最後の言葉が、「どの様にしたらいいですか?」で終わっていません!?
これが絶対に使ってはいけない禁句言葉です。
「何で?解らないから素直に聞いているのに(怒)」
それは私も十分に承知しています。
素直でいいのですが、上司に丸投げしていませんか!?
「解らないのだから、しゅうがないと思うけど!」
確かにそう思います。
だけど後々、舵取りにとって不都合なことが2つ起きてしまいます。

1つ目は、

上司から指示された内容に違和感を持っても、丸投げしたので何も言えなくなる!

2つ目は、

上司に指示を受けた内容なので、部下に十分な説明ができなくなる場合がある!(自分の意見ではないからです!)

そして最悪なケースが、指示を受けた通りに部下に伝えたが上手くいかなかった時です。
上司から指示を受けたことなので、上司に対して責任転換してしまう可能性があります。
部下に対しても、自分を守る為の言訳をしてしまう可能性があります。
これは上司に丸投げをしてしまったことで、自分には責任がないと自己防衛の本能が働いた結果です。

上司に丸投げをしてしまえば、その場は非常に楽な気持ちになれます。
でも最終的には余計な神経を使い苦労してしまうことを忘れないでください。

上司を使う(相談)ときは、必ず自分の考えを伝えて上司の意見を仰ぐ!
このことが非常に重要なことになります。
「●●のことですが、私は▲▲と思うのですがどうでしょうか?」
「○○と言われたのですが、私は△△と返事をしようと思いますがどうですか?」

         (責任を一人で背負わない)

          上司を使う(相談)
              ⇓
          自分の考えを伝える
              ⇓
          上司からのフォロー
              ⇓
          仕事が円滑に進む
              ⇓
         心に少しの余裕が保たれる

責任はまんざら悪いものではありません。
そもそも目標を持った段階で責任を知らない内に受け入れていると思います。そして「数字目標」を具体的な目標にして、「部下の教育(導き)」を中心に部署(店舗)を運営していく。
一生懸命に頑張るあなたは、上司・部下からの信頼を引き出すことが出来るはずです。
最終的には代金(給与)を支払って頂けるお客様に恩返しが出来ます。

私が思う「責任を背負う喜び」とは、
あなたの仕事の中での喜びは、まずは相手(お客様・上司・部下)の為に
自分の培った経験を信じて尽くしていく。
その頑張りが必ず相手に伝わり喜んでもらえます。
その時に感じることができる感情です(笑)